トヨタは顧客の視点が欠如している…前原国交相

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5日夜、閣議後会見に臨む前原国交相(撮影=中島みなみ)
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前原国交相は5日夜の閣議後会見で、トヨタ自動車新型『プリウス』のブレーキ不具合の対応について、「顧客の視点がいささか欠如しているではないか、という思いを持っている」という見解を示した。

これは3日に、同社佐々木副社長が国土交通省を訪れ、前原氏に説明した内容の感想として述べたもの。

「会社からの説明では(プリウスのブレーキに空走感があるのは)設定の問題で、大きな問題ではないということだった。しかし、(大きな問題でないかどうかは)使う側が決める話であって、会社側が設定の問題だと言って終わる話ではない。使う側が不具合を感じて、それが原因かどうかはわからないが事故も起きている」(前原国交相)

事態を重く見る同社は、5日午後9時から名古屋市の同社名古屋オフィスで、豊田章男社長の会見を開く。品質保証担当の佐々木眞一副社長も同席する予定。

《中島みなみ》

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