【リコール】マツダ ボンゴ など3ブランド4車種9万台

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マツダは22日、小型貨物『ボンゴ』、日産ブランドの『バネット』、三菱ブランドの『デリカ』など計4車種の緩衝装置と電気装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2004年11月1日 - 08年12月1日に製作された9万2594台。

不具合は3か所。

(1)フロントサスペンションでロアアームとロアアームボールジョイントの組み付け工程が不適切なため、ボルトの締め付け力が不足し、ボルトが緩んで折損して走行不能となるおそれがある。

(2)リコール届出番号1821の市場措置で、ロアアームまたはロアアームボールジョイントを交換した際のボルト締め付け方法が不適切なため、ボルトの締め付け力が不足し、ボルトが緩んで折損して走行不能となるおそれがある。

(3)原動機制御用電気配線を保護するチューブの長さが不足しているため、配線が金属ブラケットと干渉し、短絡して燃料制御系ヒューズが切れて原動機が停止し、再始動できなくなるおそれがある。

(1)および(2)はボルトの締め付け状態を点検し、ボルトとロアアーム表面に隙があったり、ボルトが脱落・折損している場合は、ロアアーム一式を新品と交換する。ボルトとロアアーム表面に隙がない場合は、規定のトルクで締め付ける。(3)については全車両、電気配線に保護チューブを巻き、取り回しを変更する。

不具合発生件数は、(1)が1件、(2)がゼロ、(3)が17件で、(1)は市場からの情報と国交省からの指摘、(2)は社内情報、(3)は市場からの情報で発見した。

いずれも事故は起きていない。

《レスポンス編集部》

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