◆ネット上のPOIを取り込む----:では、Googleマップ連携を思い立った理由とはなんでしょう。西浦:今後、ナビが目指すべき方向はローカルの閉じた世界ではなくて、ネット上に展開されている全てのPOIを取り込むことである、というのは自明です。まずその第一ステップとして、GoogleマップからのPOIを簡単に取り込めるようにしよう、と。「おでかけストラーダ」の機能拡張という位置づけで新たにGoogleマップ連携をとりいれました。Googleマップの地点情報詳細画面で、「送信」操作から、プルダウンのメニューのなかにカーナビ>パナソニックの順に操作すると、「おでかけストラーダアカウント」への送信タブが表れます。ボックスにアカウントを入力して送信すれば、おでかけストラーダのサーバにPOIが登録されますので、それらをSDカードにエクスポートし、ストラーダポケットで利用します。Googleマップからおでかけストラーダに登録可能なスポット数は30件です。----:Googleマップ連携は旅行前などの計画の際には便利な機能ですね。また、日頃から気になっているスポットをおでかけストラーダにストックしていくといった使い方もできそうです。では、AV機能向上への取り組みはいかがでしょうか。西浦:MP50の利用実態を調べると、ワンセグテレビとして使われているユーザーも多いということが明らかになりました。そこで、ケータイのワンセグビエラやっている本社直轄の研究所のノウハウも得て、受信感度の向上を実現させています。ワンセグの感度については、社内評価では。社内のケータイやワンセグビエラにも負けない受信性能を達成しました。◆エンジニアとデザイナーとのせめぎ合い----:本体デザインは一見、MP50を踏襲しているように見えますが、よく見ると別物ですね。西浦:ええ。MP50で好評だったピアノブラック調の外板処理や背面の緩やかなカーブといった基本デザインは引き継いでいますが、改めてデザインし直しています。----:これだけ雰囲気が同じならば全く同じデザインでも良かったように思うのですが。西浦:そうはいかなかったのは、MP100/200シリーズの中身がMP50とはまったく違うからです。ワンセグの感度を上げるにはノイズを排除する為の機構的な要求もありますし、アンテナのレイアウトについても工夫が必要になります。さらに、音声案内を聞きやすくする為のスピーカー部分の改良も行いましたから、基盤のレイアウトはイチから作り直しですね。しかも、これらの改良をしつつ、本体の厚みをMP50よりも4mm薄くできましたので、まさにエンジニア・デザイナー双方のせめぎ合いと努力のたまものだったと思います。----:高機能化しつつもよりポケットに入るための薄型デザインを継続させたというのは意義がありますね。また、今モデルで標準としたFM VICSのチューナーも本体内蔵なのでしょうか。西浦:車室内以外でのFM VICS受信をできない取り決めがありますから、FMチューナーを本体に内蔵する必然性はありません。ですので、クレードルに受信機能をつけることで対応しました。----:ユーザーにとってはきれいに取り付けする上でもクレードル接続の方が何かと便利ですね。ビーコンの導入は検討されましたか。西浦:ビーコンは取り付け位置や角度の制約がありますし、なによりも価格的な問題が大きいのです。「ビーコンつけたら8万円になっちゃった」というのではこの商品の成り立ちそのものが意味を失ってしまいます。ですので、まずはFMを標準装着とすることにしました。
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