【ストラーダ 美優Navi RX02 インプレ後編】渋滞回避だけじゃない、安心安全と映像美で勝負するハイエンドナビ…会田肇

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安心運転サポート機能。制限速度を画面と音声で警告し、運転を支援する
  • 安心運転サポート機能。制限速度を画面と音声で警告し、運転を支援する
  • ガイダンスチューン。1画面で設定が可能なのでわかりやすい
  • 別売オプションのドライブレコーダー「DR01D」。1280×720ピクセルの高画質ハイビジョン映像が収録できる
  • 映像再生画面には同時に地図表示も可能。どの場所を走った映像かが判別できる
  • フロントインフォディスプレイのDF-100D
  • パナソニック ストラーダ 美優Navi CN-RX02WD
  • ストラーダ 美優Navi CN-RX02WD
  • フロントインフォディスプレイ「CY-DF100D」制限速度の表示にも対応する

パナソニックのナビゲーションの上位機種『ストラーダ美優Navi』に、渋滞機能やドライブアシスト機能をいっそう強化した新モデル「CN-RX02WD」「CN-RX02D」(ブルーレイプレイヤー内蔵モデル)および「CN-RS02WD」「CN-RS02D」(DVDプレイヤー内蔵モデル)が新登場した。インプレ前編では、VICS WIDEによる渋滞回避性能についてフィーチャーしたが、後編では安心安全機能やオーディオ/ビジュアル面について取り上げたい。

◆“うっかり交通違反”を未然に防いでくれる安心運転サポート

VICS WIDE対応と並ぶ、「RX02」「RS02」シリーズの注目機能が「安心運転サポート」だ。この日も走行中、路地から表通りに出ようとすると、画面上には警報と同時に一時停止が画面中央に表示された。これが前モデルでも採用された「安心運転サポート」機能だ。

急カーブや合流、一時停止や制限速度等の道路標識情報を音と表示で知らせるもので、新型となった本機では新たに高速道路上での制限速度表示が追加された。高速道路上の速度標識を見落として制限速度をオーバーしてしまう、というケースを未然に防ぐことができるようになった。対象エリアも従来の332都市から1016市町村にまで収録エリアを拡げ、全国の中核都市でこのガイドが受けられるようになったのは安全運転を実践するという視点からもありがたい。

ただ、このガイドは走り慣れた道など、時にうるさく感じることもあるだろう。そんな時は、ユーザーカスタマイズ機能の「ストラーダチューン」を使って設定を変更すればOKだ。また、ダッシュボード上に設置する別売オプションのフロントインフォディスプレイ(「CY-DF100D」)を組み合わせれば、大きな視線移動なしにこれらの情報を視認できるようになる。

安心・安全面のトピックとしては、別売オプションのドライブレコーダー(「CA-DR01D」)との連携にも注目したい。万が一に備えて、あるいはドライブの記録を取るためにこのところ急速に需要が高まっているドライブレコーダーだが、このドラレコと連携できるナビは少ない。DR01Dは鮮明な画質が特長で、高画質モードでは、1280×720ピクセルのハイビジョン画質(標準画質は640×360ピクセル)での収録が可能で、本体に付属する8GBのSDHCカード使用時の収録可能時間は高画質モードで128分、標準モードで925分となっている。高画質モード時で収録映像を見てみたが、高感度C-MOSセンサー採用により、夜間での画質も良好だ。

◆豊富な拡張機能とビジュアル性能でスマホナビと一線画す

オーディオ・ビジュアル機能では前モデルをほぼ踏襲した。市販カーナビでは唯一のブルーレイディスク/DVD/CDプレーヤーを内蔵。ブルーレイならではの高画質映像はもちろん、家庭で録りためた長時間番組などを気軽に楽しめる。この美しい映像は、とくに沈み込むような黒色の発色で実感できる。コントラストがハッキリとしていて、見やすさも抜群だ。地デジを映し出した時の文字の鮮明さにも高い実力を感じた。まさに『美優Navi』の面目躍如といったところだろう。

本機では他にもSD/microSDカード、USBメモリー、iPod/iPhone、Bluetoothオーディオの各メディアにも対応しており、ブルーレイや地デジ受信も含めると車内でこれほど多くのメディアが楽しめるカーナビは本機をおいて他にはない。さらに、搭載パーツの見直しなどでストラーダサウンドエンジンに磨きをかけ、サウンドモード「音の匠」が更に向上。これが“音が良いカーナビ”を実現していることも大きなポイントだ。

試乗車では、200mmのワイドモデル「RX02WD」とリアモニター(「CA-RMC900D」)を組み合わせていた。このリアモニターは単に「RX02WD」で再生した映像を映し出すだけではない。本体にはカメラ機能を備えており、ドライブ中に後ろを振り返らなくてもナビ画面上で後部シートの状況をいつでも簡単に確認できるようになっているのだ。また、このモニターとはHDMIケーブルで結ばれるため、「RX02WD」で再生したブルーレイや地デジ放送を画質の劣化なしに楽しめるのは嬉しいポイントだ。

2015年は「VICS WIDE」に加え、7月から登場したETCの次世代版「ETC2.0」など、カーナビにとって新機能が続々と追加された年でもある。今回の試乗で実感したのは、本機がこれらにいち早く対応することで、スマートフォンでは決してマネができない安全・安心ドライブの世界を実現していることだ。その先進性が家族の思い出作りに「ストラーダ美優Navi」が大きな役割を果たすことは間違いない。

《会田肇》

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