ホンダは14日、『オデッセイ』、『CR-V』、『ステップワゴン』のイグニッションスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。94年10月から97年5月までに生産された48万3185台が対象。
イグニッションスイッチ内の接点に塗布したグリスの成分が不適切で、イグニッションスイッチオフの操作をゆっくり行うとアーク放電時間が長くなって、接点部の温度が上がる。これによってグリスが硬化して亜酸化銅が生成され、接点部に導通不良が生じるものがある。
そのため、エンジンが停止、再始動できなくなるほか、発熱で接点裏側の半田が溶けて運転者の足に落ちて火傷する恐れがある。