史上初めて中国で開催されたF1中国GP。26日の決勝では、ポールポジションを獲得したフェラーリのルーベンス・バリケロが優勝。中国GP初ウィナーという栄誉を手にした。
スタートを無事に制したバリケロ。2番手スタートのキミ・ライコネン(マクラーレン)が激しく追い上げる展開となった。2度目のピットストップでライコネンがショートストップで勝負を懸けるも、フェラーリ側も迅速な対応でトップを譲らず。
そのままバリケロが守りきり、イタリアGPに続いて2連勝をマークした。3番グリッドのB・A・R・ホンダ、ジェンソン・バトンが2位。ライコネンは3位に入った。
予選10位降格処分により18番手スタートとなった佐藤琢磨は粘りの走りで順位を上げて6位。B・A・R・ホンダはダブル入賞を果たした。
予選でスピンしノータイムとなったミハエル・シューマッハはピットスタートを選択。スピン、バーストとトラブル続きのレースとなったが、最後にはファステストラップを記録し、歴史に名を刻む12位。
約1年ぶりにルノーからF1復帰したジャック・ビルヌーブは11位。大クラッシュから久々にレースに戻ってきたラルフ・シューマッハはデイビッド・クルサードと接触した後、自らマシンを降りた。
トヨタのオリビエ・パニスは14位。リカルド・ゾンタはリタイアに終わっている。