ネットワークにつながることで、カーナビはこんなにも楽しくなる! そんな思いを実感させてくれるのが新型『エアーナビ AVIC-T20』だ。
◆データ共有という新たな使い方
これまでカーナビは車内でのみ使うことを前提としていたが、エアーナビはナビフォルダを核としてパソコンや携帯電話ともつながり、互いにデータを共有する新たな使い方を実現した。つまり、パソコンや携帯電話で見つけた情報をエアーナビで利用できる新たな使い方を可能にしたというわけだ。
本体に内蔵したフラッシュメモリーは4GBと、最近のポータブル型ナビとしては十分な容量を確保。住所や電話番号、ジャンルといったカテゴリーから目的地をピンポイントで探し出せる実力を備えている。
◆ナビポータルのPCサイトからナビフォルダに登録、エアーナビで利用
しかし、エアーナビが本当の力を発揮するのは通信機能を活かした時だ。ナビポータルのPCサイトを見ていると、気に入ったスポット情報に遭遇することがある。エアーナビはそこで見つけた情報をナビフォルダに登録しておき、あとで思いついたときにエアーナビでその情報が利用できたりするのだ。
出掛けた先で見つけたスポットなら携帯電話からその情報を登録しておけばいい。さらにナビフォルダにはパソコン上で設定したルートを登録しておくことも可能となっている。この機能を使えば、エアーナビでルート設定をする必要もなく、乗り込んだらすぐに出発できるようになるのだ。
◆通信で従来のポータブル型ナビを超える能力を実現
通信機能は新たに搭載した「ウィジェット機能」にも活かされている。用意された7項目にはガソリン価格や天気予報、周辺情報などが含まれ、この情報は通信によって常に更新されるのだ。
もちろん、表示中のアイコンにタッチすればそれぞれの詳細情報を見ることも可能。また、スマートループの渋滞情報も受信できるので、目的地へ向かう所要時間の精度もかなり期待できる。それとナビポータル機能を使えば、出掛けた先でのオススメ情報も簡単に探せるし、TVで放送された話題のスポットなどもチェックできる。まさに通信によって、従来のポータブル型ナビを超える能力を備えたのが新型エアーナビなのだ。