デトロイトのビル群が巨大な影に覆われる。ゴジラか? いや、日産の『タイタン』ピックアップだ! ……日産の新しいスローガンは「でっかく考えろ。でっかく生きろ」。日産のフルサイズ・ピックアップ、タイタンの発表である。
トヨタ自動車は、フラッグシップサルーンの『センチュリー』にクリーンでCO2排出量の少ないCNG(圧縮天然ガス)エンジンシステム搭載車を設定して、9日から発売した。
ホンダは、『ストリーム』L、iLに特別仕様車「スタイルA」、「スタイルN」、「スタイルS II」を設定して9日から発売した。装備を充実しながら価格アップを抑えた。
トヨタはハイブリッド+四輪駆動「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」とともに、燃料電池駆動のスポーツカー、『ファインS』を発表した。ファインS=「FINE-S」は燃料電池・革新・エモーション・スポーツの頭文字をつないだもの。
トヨタの張富士夫社長はショー会場のステージで「低燃費・低排ガスという従来のハイブリッド技術の長所に加え、我々は『パワー』を得た」と語り、続いてハイブリッド駆動SUVの『SU-HV』コンセプトカーを紹介した。トヨタはこのハイブリッド技術を「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」と呼ぶ。
レクサスは高級SUVの『RX330』をフルモデルチェンジ、デトロイトショーで発表した。日本名はトヨタ『ハリアー』、日本より先に北米で発表された。前席のニー(ひざ)エアバッグや、方向可変式のヘッドライトなどがいち早く導入される。
現行『A6』『TT』から始まった現世代デザインに対して、次世代のアウディ・デザインの第一弾が『パイクス・ピーク・クワトロ』。クーペとSUVのクロスオーバーでスポーティな6人乗りだ。デザインスタディであり市販予定はない。