まさに実物大「ミニ四駆」といったスタイルのトヨタ『MTRC』。「スタイリングイメージは、1920年代のトヨタオールドレーシングカーです」とデザイナーのヨン・ジェイ氏は語る。
「中心の強いテンションと水素タンクを兼ねたサイドのふくらみで、ボリューム感と躍動感を出しました。インホイール・モーターによってオン・オフでの2ファンクションを持ち、普通では考えられない動きを可能にしました」
「ボディの先端形状は、オン時にはウイング、オフ時にはバンパーになります。ロールバーを兼ねたウイングは、エアロダイナミックとダウンフォースを考えてデザインしました」
「タンデム2シーターにしたのは、リアの乗員がコ・ドライバーとして常に働き、ドライバーと共に楽しめるようにしたものです」と語ったヨン・ジェイ氏。
全てが「普通じゃない」このクルマ、ミニ四駆に乗れる時代がいよいよ来た。