日産はデトロイトショーで新型を2車種、2004年型『クエスト』ミニバンと2004年型『マキシマ』セダンを発表した。プレゼンテーションで中村史郎デザイン本部長は、これら新型車の“ニッサンネス”=日産らしさ、日産であること、を強調した。
コボホールで絶対見のがせない、そして実際にもっとも注目を集めていたのがダッジのスタンドだ。レーストラックを模したディスプレイにモータースポーツ車両を並べたのは気がきいている。まるでレースの一シーンを静止させたようだが、そのバンクを打ち砕き巨大なRAMトラックがさらに見る者の印象を強くする。
マツダ『鷲羽』(わしゅう)は新ジャンル6シーターのコンセプト提案だという。ルーフまで回りこんだ大きな開口を持つ「エア・プレーン・ドア」や、ステアリングbyワイヤ技術などを採用している。インテリアはレイアウトの自由度の高いキャプテンシート6脚、エンジンは3.5リットルV6。新ジャンルとはいえ、次期『MPV』予告……?
このところアメリカでトレンドとも言えるハイパフォーマンスカーに、人気のフォード『サンダーバード』も進出か、というヒントを与えるコンセプト。レトロなロードスターの形ながら、390HPをたたき出すスーパーチャージド3.9リットルV8エンジンを搭載。
フォードが発表したコンセプト『ファクション』は、都会型SUV。ロンドンのインジェニスタジオでデザインされ、ヨーロッパの先端家具のデザインの流れを汲んでいる、という。
日本自動車輸入組合が発表した2002年の車名別輸入車新規登録台数によると、トップはVW(フォルクスワーゲン)で、3年連続で首位となった。コンパクトカー新型『ポロ』の導入や『パサート』にW型8気筒エンジンを搭載したW8 4MOTIONを追加したことが影響した。ただ、VWの販売台数は前年比2.2%減の5万9882台にとどまった。
スポーツワゴン、クロスツアラー、それともカテゴリー不明? の『マグナムSRT-8』は、LAオートショーでもっとも注目を浴びたクルマの1台。メルセデスベンツからの部品を多用しているものの、伝統的なヨーロピアンワゴンとは一線を画した個性的なデザインだ。