【夏休み】終電後のトンネル4811mを歩く! 西武鉄道がウォーキングツアーを開催

正丸トンネル
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西武鉄道は8月9日から10日にかけて、「正丸トンネル・ナイトウォーキングツアー!」を開催する。終電車発車後の正丸駅からスタートし、全長4811mの正丸トンネルを探検しながら、ゴールの芦ヶ久保駅をめざす。

普段は電車で通過するだけの正丸トンネル内を参加者が自分の足で探検できる貴重なイベントだ。西武鉄道によると前回2024年の開催時は多くの参加応募があり、参加者からは好評の声が寄せられたという。

トンネル内では電気係員、保線係員による解説で、トンネルの歴史や構造を学ぶ。また正丸トンネル出口から芦ヶ久保駅付近までの約1kmの区間は、災害時の被害状況調査等に使用する線路点検車両「レールスター」に乗車する。

募集人員は25組50名で、参加費は2名1組6万円。中学生以上、1名は成年の2名1組での参加が必要だ。参加申込は西武鉄道の公式サイトで7月9日から始まっており、7月27日23時59分まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選だ。

正丸トンネルは1969年に正丸~芦ヶ久保間(埼玉県飯能市~埼玉県横瀬町間)に開通。全長4811mは開業当時に私鉄最長だった。吾野方は15パーミルの勾配であったり、トンネル内に信号所を持つなどの特徴がある。

正丸トンネルで山を貫いた西武秩父線により、それまで東京から秩父まで3時間近くかかった国鉄高崎線や東武東上線から秩父鉄道に乗り換える経路に比べ、直通のレッドアローで池袋からわずか83分で行けることとなった。

《高木啓》

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