2001年6月のV35『スカイライン』セダン誕生から遅れること1年半あまり、待望のクーペモデルが登場した。日産デザイン部の長谷川浩プロダクトチーフデザイナーによると、スカイラインは代々セダンとクーペの二本立て。だから是非クーペを復活させたかったと語る。
新型『スカイライン・クーペ』には純正部品としてのエアロパーツも用意されている。これまでの日産車によく見られた「ゴツゴツとしたパーツ」でなく、どちらかといえば「すっきりとしたイメージ」を与える、上品な仕上がりとなっている。
パワートレイン/プラットフォームが同一ということもあり、先に発売された『フェアレディZ』と『スカイライン・クーペ』が差別化できるのか疑問に思う人は意外に多かったようだ。発表会で配布された資料でもこの2車の違いを説明するページが設けられているほど。
スタイル重視のクルマという印象を受けるが、車両本体の開発はどのように進められたのか。車体開発を担当した第一車両開発部・第二車両開発センターの綱島正人さんは「スタイルありきで始まったクルマだ」というが…。
自転車と電動モーター付き原付バイクを両立させた『POPED・tu』(ポペッド・トゥー)だが、その乗り味とはどんなものなのだろうか。15日に行われた発表会では、トゥーの操作性などを体験させるデモンストレーションも合わせて行われた。
車名こそ同じ『スカイライン』なのだが、セダンとクーペではそのシルエットが「全くの別物」と言ってもいいほど大きく異なる。流れるようなルーフラインは非常に洗練されているし、何よりもセクシーという印象を受ける。
アキュラはミドルクラス・スポーツセダン『TSX』をデトロイト・オートショーで発表、4月から発売する予定だ。ホンダのミドルクラスセダンは『アコード』だが、日本仕様と北米仕様ではデザインが異なり、ホンダのプレミアムブランドであるアキュラTSXは日本仕様アコードの兄弟車となっている。
水野和敏チーフは、「いま、この型(V35)で出すのか、次の型(V36?)を前倒しして使うのかを考えてるところです」と打ち明ける。
ホンダは、中国の合弁工場の広州本田で現地生産している『アコード』をフルモデルチェンジするとともに、販売価格を2.4i-VTECで25万9800元(約390万円)で、約4万元(約60万円)値下げした。25日から現地で発売、年間7万台の販売を目指す。