近頃クーペ市場は元気がなかった。日産『シルビア』『180』、マツダ『RX-7』、トヨタ『スープラ』、ホンダ『プレリュード』などが次々と撤退していった。しかし競争相手がいなくなった今、あえてクーペを出すことが有利だという向きもある。
日産自動車の子会社オーテックジャパンは、ライフケアビークルシリーズにドライビングヘルパーシリーズとして2タイプ4車種を追加して発売した。『スカイライン・クーペ』や『モコ』などが対象。
トヨタ自動車は20日、コンパクトな5ナンバーサイズの新型7人乗り乗用車『ウィッシュ』を発表・発売した。張富士夫社長がいうように「大きくなった『イプサム』に代わる5ナンバー7シーター」だが、商品企画はファミリー向けミニバンに限定されない、ジャンルを超えた1台であるとする。
スズキは20日、排気量1200ccの大排気量バイク『バンディット1200S』の車体色を変更し、2月5日から発売する、と発表した。盗難防止装置(イモビライザー)対応の装備も追加した。
日本ゼネラルモーターズ(GM)は、新型サーブ『9-3スポーツセダン』を発表、2月8日から発売する。新型サーブ9-3スポーツセダンは、プレミアムコンパクトスポーツセダン市場に初めて投入するモデル。従来の3ドア、5ドアのボディスタイルにとって代わって、4ドアセダンに一本化、最も競争の激しいクラスに参入する。
ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツのラグジュアリークーペ『CLKクラス』に、メルセデスAMG社の特別チューニングを施したハイパフォーマンスモデル『CLK55 AMG』を追加して20日から発売する。
ホンダはスポーティな『エレメント』SUVをミュージックスタジオに変身させ、デトロイト・オートショー見学者を驚かすと同時に楽しませてくれた。『スタジオE』コンセプトがテクノビートにのって舞台に登場すると、カメラのフラッシュがクラブのストロボのように光った。
『スカイライン・クーペ』の復活にあたっては『GT-R』の存在が気になるのだが、日産自動車の長谷川浩プロダクトチーフデザイナーによると、「GT-Rとスカイライン・クーペは求められるものが全く違う。だからクーペの開発にあたってはGT-Rのことは考慮に入れていない。あくまでスカイライン・クーペはスカイライン・クーペとして最善を尽くした」と語る。