『KAZ』を開発した慶應義塾大学の清水浩教授によると、100台の注文があれば、実際に2005年のクリスマスに40万ドル(4800万円)で発売したいと語る。
トヨタ『ウィッシュ』の商品企画としては5ナンバー7シーターというのが第一にあげられるが、張富士夫社長や開発責任者の吉田健チーフエンジニアがいうように、ジャンルを超えた1台、クラスを超えた多目的車でもある。
慶應義塾大学の清水浩教授による『KAZ』の技術面の最大の特徴は、リチウムイオン電池の採用と、永久磁石式のモーターの採用にある。
慶應義塾大学の清水浩教授による『KAZ』は、6700mmの全長と8輪駆動、そして311km/hもの世界最高速度を持つという電気自動車だ。デトロイトショーにも展示されて注目された。清水教授によるとライバルは『マイバッハ62』で、2005年には40万ドルで売り出したいという。
『ツイン』は「丸」を基調としたデザインを採用している。思わず「触りたくなる、乗ってみたくなる、動かしてみたくなる」といったような、人にやさしいフレンドリーな柔らかい印象を与える。
軽量化の努力は、部品点数の低減、製造工程の簡素化にもつながり、車両重量39kgは達成された。そしてコストも5万9800円と軽くなったのだ。
デトロイトオートショーの延べ入場者数は81万0699人で、昨年の入場者を5万人上回る史上最高の入場者数となった。また1日当たりの入場者数も過去最高の14万2864人を記録(11日土曜日)。
『ツイン』は、軽自動車の使用形態としては最も多いだろうと想定される「街中での短距離移動」を主眼に置き、「2シーターとして、全長も必要最小限に抑える」という新しいコンセプトで開発が進められた。