【新型『スカイライン・クーペ』発表】『フェアレディZ』との差別化はどう図るのか

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【新型『スカイライン・クーペ』発表】『フェアレディZ』との差別化はどう図るのか
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パワートレイン/プラットフォームが同一ということもあり、先に発売された『フェアレディZ』と『スカイライン・クーペ』が差別化できるのか疑問に思う人は意外に多かったようだ。発表会で配布された資料でもこの2車の違いを説明するページが設けられているほど。

一般的には「完全2人乗りがZで、2+2になったのがスカイライン・クーペ」という印象なのだが、実際にはどのあたりがどれだけ異なるというのか。スカイライン・クーペの車体開発を担当した第一車両開発部・第二車両開発センターの綱島正人さんは「たしかにエンジンなどが同一ですが、全く違うクルマだと断言できるほど味付けが違います」と説明する。

スカイライン・クーペの場合、2850mmのホイールベース長があり、そのセンター付近にドライバーが位置するようになっている。この位置だと運転操作を機能的に行うことができ、ヒップポイントの高さも通常のクルマと変わらない。

フェアレディZでは、2650mmと若干短めのホイールベースを採用して旋回性能を向上させたほか、ドライバーの着座位置もセンターより後方に下げている。ヒップポイントは極限まで下げており、特にリアタイヤからのトラクションをダイレクトに味わえるようになっている。

この「ダイレクトな…」というのがスカイラインではあえて省いてある。とはいえ、間接的な操作になり、かったるいという意味合いではなく、スポーツカーにありがちな神経質な挙動を極力排除したという意味らしい。常に極限状態まで攻め続けるのではなく、涼しい顔をしながら「やるときはやります」が、スカイライン・クーペに内包されたテーマらしい。

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《石田真一》

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