日本では昨年10月に発表されたスバル『インプレッサSTi』の北米モデルが、デトロイトショーに展示された。STiが北米市場に投入されるのは今回初めてで、スバルのイメージリーダーを担うモデルとして導入される。
2002年デトロイトショーのコンセプトカーから基本デザインを変えずに量産型の登場となった日産『クエスト』ミニバン。デザインを担当したのは日産のアメリカデザインスタジオであるNDA。今年後半から04年型として発売される。
三菱自動車は『ランサーエボリューションVIII』の北米導入を決定、日本を含む世界に先駆けて2日開始のロサンゼルス・オートショーと5日開始のデトロイト・オートショーで実車を披露した。
北米日産はミドルクラスセダン『マキシマ』をフルモデルチェンジ、デトロイトショーで発表した。『アルティマ』の上級移行にともない、マキシマもさらに上級、アッパーミドルに移行する。全長は4915mmに拡大、アルティマとの逆転も解消される。
プジョー・ジャポンは、コンパクトモデルのプジョー『206』シリーズに1.4リットルエンジンを搭載した5ドアハッチバックの「スタイル」を追加、10日から発売すると発表した。
トヨタ自動車はデトロイトショーで、今年春から北米で販売する新型レクサス『RX330』(日本名トヨタ『ハリアー』)を出品した。ハリアーは、北米市場で売れ筋の高級SUVとして人気を集めており、トヨタにとってはドル箱。このためか、初登場はデトロイトとなった。
ホンダが北米を中心に展開する高級車ブランドのアキュラは、5日のプレスデイから始まった北米国際自動車ショー=通称:デトロイトショーで新型スポーツセダン『TSX』を発表した。TSXは『RSX』スポーツクーペと『3.2TL』パフォーマンスゼタンとの間に位置する。
2003年にはスーパーカーが続々と登場する。ブガッティ『EB16.4ベイロン』、メルセデスベンツ『SLR』、ポルシェ『カレラGT』など……。しかしフェイスリフトされるポルシェ『911 GT3』に匹敵するドライビング・センセーションを備えるものはない。