次期『NSX』のスタディと言われるホンダのコンセプトモデル『HSC』=ハイスピード・コンセプト。マシンを自在に操る感動とスポーツカーの楽しさをあらゆる人に届ける、というのが根本思想だという。
全幅1820mmの車幅に対して全高わずか1250mm。異形の4ドアセダン『KIWAMI』(キワミ、極)はホンダが提案する新時代のプレステージサルーンだ。一般的なLクラスのサルーンに比べて全高を約20cmも低められたのは、ホンダが研究中の新型燃料電池(FC)システムの採用によるところが大きい。
ホンダのハイブリッドシステム「IMA」をさらに改良し、2by2パッケージの軽量エアロダイナミクスボディに搭載したコンセプトモデル『IMAS』が目指すのは“自転車感覚”。
トヨタ『アルファード』、日産『エルグランド』の両Lクラスミニバンに対抗すべく、ホンダが鋭意開発してきた新型ミニバンが、プロトタイプ『ASM』として東京モーターショーにお目見えする。クルーザーのような、外界と隔絶された別世界的居住感を目指しただけに、静粛性や乗り心地の良さ、上質感では絶対の自信を持っているという。
マツダ『息吹』のキーテクノロジーは“スーパーフロントミッドシップレイアウト”。現在の『ロードスター』に比べ、エンジンは400mm後方へ移動、すべての主要部品をホイールベース内に配置した。
マツダ『ロードスター・ターボ』は2004年前半に限定車として発売予定。1.8リットルのBP-VE[RS]をベースにターボチャージャーを搭載する。発売地域は日本のほか、北米、オーストラリアを予定しているという。
『クサビ』は、日常利用に使えるスポーツカーを目指した。エンジンは1.3リットルの「MZR」ガソリンエンジン。インタークーラー付きのスーパーチャージャーを搭載し、デュアルS-VT(シーケンシャル・バルブタイミング)のメカニズムを持っている。
『デミオ』は、この冬4WD仕様が登場する。4WDといっても、電動モーターを使い、スリップ時などに後輪を一時的に駆動するタイプのもの。
マツダは、『RX-8』に搭載しているRENESISエンジンをベースにした水素ロータリーエンジンを公開した。水素ロータリーの開発は10年以上行なっているが、今回のものは市販のRX-8にわずか70kgのパーツを装着しただけで済み、燃料も水素だけでなく通常のガソリンも切り替えて利用できるバイフューエル。
『i』と並んで新開発の軽プラットフォームを活用して作られたコンセプトモデルが、ワンボックスの『SE-RO』(セロ)だ。名前の由来はSecret Room(秘密の部屋)。少年時代の思い出にある“秘密基地”をイメージし、その中で自分だけの時間を過ごすという、プライベート空間の提供がメインテーマだ。