試乗したフォルクスワーゲン『ティグアン』は、2011年11月に追加された「スポーツ&スタイル」だが、2008年にティグアンがデビューした当初には同じグレード名で異なる仕様のモデルが設定されていたので注意が必要。
ポルシェ『カイエンSハイブリッド』は、の電気モーターは、パワーは大したことがないが大きなトルクを低回転から発生するので、ポルシェの高回転型エンジンとの組み合わせは相性がよい。
ルノー『メガーヌGTライン』は、「ルノースポール」ではない、標準車のスポーティグレード。17インチタイヤとスポーツサスペンションを備えた足回りは相当に硬めの印象で、コーナーでのロールも抑えられるが、ゴツゴツ感も拭えない。このあたりが微妙なところだ。
『ランエボ』を思わせるダイナミックなマスクはカッコ良い。5ドアながら3ドアハッチに見せスポーティ。インテリアはガンダムチック。若さがあり楽しい半面、大人には好き嫌いがありそうだ。特にゲームマシンのようなメーターパネルはそれが言える。
『ニュービートル』誕生から13年。可愛いキャラクターは“当時”、アメリカでVWのイメージアップを図るためのファニーフェイスだった、と今回の『ザ・ビートル』の試乗会で聞いた。
ブランドは「シボレー」ながら、『ソニック』はアメリカ車ではなく、韓国GM(旧大宇)が生産を手がけるクルマ。近年の韓国車の成長と台頭を知ってはいても、正直言って、走りの性能への期待度は高くなかった。
アウディ『A5』は今年1月にマイナーチェンジを実施した。試乗したのはクーペとスポーツバックの2モデル。スポーツバックは車両重量が人間ひとり分くらい重いが、その違いを体感できるほどではない。
最近のシボレーは、日本でも現実的なサイズの『キャプティバ』やハッチバックの『ソニック』など、アメリカンなノリをカジュアルに楽しませてくれるモデルに力を注いでいる。
GMが世界王者に君臨し続ける理由は、北米市場が巨大だからではなく、早くからグローバル展開を目指した姿勢の結実と言える。『ソニック』はそれを証明する1台だ。
『ソニック』を目にしたいろいろな国のモーターショーの中で、とくにその存在が際立って見えたのは韓国、中国といった、日本よりも人々のクルマ熱が盛り上がっている国である。