多くの人はフランス車に対して、ゆったりした乗り心地のつまらないクルマ…というイメージを持っている。フランスという国の持つ、いやパリのイメージがクルマのイメージにリンクしてしまっているのだろう。
原点回帰の“作風”で一新された今度の『ザ・ビートル』に乗り最初に感じたのは「フツーのクルマになった」ということ。
意外なことに、VW『パサート』でこうした“万能型ワゴン”が設定されるのは初。けれど決して肩のチカラが入った感じはなく、ベース車(現行B7型『パサート・ヴァリアント』)に対しネガがない点も感心させられた。
“ジキル博士とハイド氏”という物語がある。その内容から二重人格を表すフレーズとしても使われているが、まさに、ベントレー『コンチネンタルGTC』はジキル博士とハイド氏の言葉通り大きく乖離した2つの性格を持ち合わせていた。
ジャガー『XFR』に2週間ほどにわたりじっくりと試乗した。『XF』は今ではジャガーのエントリーモデルだが、XFRはそのパフォーマンスモデルとしてV型8気筒5.0リッターのスーパーチャージャー仕様エンジンを搭載する。
たまにしか後席に人を乗せないのならばコンパクトカーにリアドアを設けるのは合理的ではないと日ごろから考えていたから、ラインナップ最小の『A1スポーツバック』は、アウディ流ニッチ割り算をもう一回繰り返したものだと了解していた。
新型Bクラスは基本プラットホームからパワートレーンまで全面的に新しくなった。サンドイッチ構造のフロアを廃止したことで、乗降性が改善され、居住空間も拡大した。新パッケージングの効果は端的に表れている。
超高級車ベントレーのラインナップの中でも『ミュルザンヌ』は最上級モデルに位置する。
BMWの『6シリーズ』は、クーペやカブリオレなど2ドアボディのみがラインアップされるシリーズであった。その6シリーズに突然、降ってわいたように4ドアモデルが登場した。なぜ? である。
実車を目の当たりにすると、わざわざ広角レンズで狙わずとも長く広大に写るエンジンフードが印象的。