目の前に現れた『6シリーズ グランクーペ』は確かに美しいと思えた。クーペやカブリオレの持つスタイリッシュなイメージをそのままに、しっかり4つのドアが備わっている。感心したのはそれが至極自然だということ。
『ソニック』はあくまでベーシックなコンパクトカーだが、小さいながらもシボレーらしさを感じさせるユニークなクルマだと思う。
動力性能的には、まったくもって問題なし。加速中のノリだって、最初のひと転がしこそ、粘りにやや欠けるように思うけれど、ある程度速度にのってしまいさえすれば、そうとう気持ちのいいライドフィールをみせる。
『エクスプローラー エコブースト』に乗っていて、もっとも気をつけないといけないのは、ガソリンスタンドでハイオクを入れられてしまうことだ。そうエクスプローラーは最新のエコブーストだけでなく、全グレードでレギュラーガソリン対応となっている。
日本でもクリーンディーゼルに対する注目が高まる中、BMWも初のクリーンディーゼル搭載車を『X5』に設定した。現行X5は2007年6月の発売でモデルサイクルは長期化しているが、クリーンディーゼルを搭載したxDrive35dブルーパフォーマンスで魅力アップを図ってきた。
低排気量エンジンをターボで過給して、パワーを引き出しつつ、燃費も考慮する。最近どの自動車メーカーさんでもやっている手法ですけれど、いやはやこんな大型SUVにもその手が使われる時代になるとは!
MINIには先にハッチバックをベースにした『カブリオレ』が設定されているが、2012年1月(発売は3月)に『クーペ』をベースにした新しいオープンモデルとして『ロードスター』が追加された。
MINI『クーペ』のクーパーとクーパーSに試乗した。MINIのルーフをつぶしたかのような外観デザインは、個人的には単純にカッコ良いといえる感じでもないが、スポーティで良いという人もいる。いずれにしてもミニの中でひときわ個性的なデザインである。
この迫力の顔立ち。クルマにうとい人が見ても、一瞬にして覚えられるいかつい雰囲気。好きかどうかは好みの問題だが、ここまで大胆に思い切ったアメリカを表現してくれれば文句はない。
全長5m超にして全幅2m。車両重量も2tを超えるというそんなフルサイズのアメリカンSUVを、2リッターの4気筒ユニットで走らせるという“驚愕のスペック”の持ち主は、意外にも静かにスムーズにスルスルと走り始める。