背の高いSUVに対峙したときに感じるのは、重量感あふれる存在感だ。『Q3』の場合、ドアを開けたときの重厚な感触も、閉めたときの密閉感も、座って目の前に広がる質感あふれるインテリアも、どっしりとした質量を感じずにはいられない。
ラテン系のクルマを乗り継いできた知人が(セダンの)購入を検討している。「同じドイツ他銘柄よりヒエラルキーが気にならない」のが理由。確かに今のVW車は、上質ではあるけれど、隣のクルマと競おうなどとは思わず、さっぱりとした気持ちで乗っていられるのが魅力だ。
『ゴルフ』のワゴンモデルであるヴァリアントに、280馬力の2リットルターボエンジンを搭載、6速DSGと4WDを組み合わせたモデルが『ゴルフRヴァリアント』だ。
かつて2013年のフルモデルチェンジで2世代目となったフォード『クーガ』は、ダウンサイジングの1.6リットルEcoBoostエンジンを搭載することにより、燃費と動力性能を両立させたSUVとして、好印象を残した。
走ればタフ、使えば人に優しい、SUVの王道を『エクスプローラー』とともに歩んできたフォードが、そのノウハウを注ぎつつ都市部での扱いやすさも高めたミドルサイズSUV。それが、スタイリッシュなのにどこか親しみやすさのある『クーガ』だ。
2015年夏のマイナーチェンジで大きな変更があったのはパワートレインだが、その前にフットワークのよさを褒めたい。
陸上には「キング・オブ・アスリート」と称えられる十種競技がある。飛んで、走って、投げて。陸上のすべての要素を一人、高いレベルでこなす。だからこそ、キングと称えられるのだ。そんな存在が、ゴルフ・シリーズに生まれた。『ゴルフ オールトラック』だ。
ジャガー『Fタイプ』の2016年モデルには、もうひとつ気になるモデルがある。それは3リットルのV型6気筒スーパーチャージドエンジンを380psの最高出力で搭載するFタイプSに追加設定された6速MTモデル。
ジャガーの新型セダン『XE』の2リットル4気筒モデルのなかで、上位となる「ポートフォリオ」は、「ピュア」や「プレステージ」よりも20%増しの240馬力仕様エンジンが搭載される。
ジャガーのボトムラインモデルとなる『XE』は4気筒2リットルエンジンに200馬力と240馬力の2種のモデルを用意した。