“4ドアクーペ”風のプロポーションながら後席居住性も優秀。定評あるインテリアの質感も確かに前述ライバルを凌ぐ水準をキープする。
箱根ターンパイクでちょいと試乗。アシは相当カタいフィーリング。攻めるとピーキーな操縦性であることがアリアリ想像できた。
開けても解放感希薄。ていうか乗ってて少しヘン。ガラス、倒れすぎだしデカすぎ。
丸いボンネットのカーブと切り立ったリヤハッチが対照的でありながらも、バランスの取れたスタイリング。
スタイルが気に入り「欲しいな」と思ったなら、とりあえず試乗してみよう。オープンにしたときのボディの”緩さ”さえ問題なければ、よい相棒になってくれることだろう。
シートだけでなくダッシュパネルまでにレザーをあしらったインテリアは、ラグジュアリーな趣そのもの。
シフトチェンジ時にタイムラグ(作動遅れ感)のあるATを採用しているため、慣れるまで時間がかかる。いや、人によっちゃ慣れないこともあるようだ。
ここ日本では、変り種ということが最大の存在意義のクルマに思えたな。
今までのランサーエボリューションは“速さ”という点じゃ何の不満もなかった。しかしポルシェ『911』のような高質感があるかというと「う〜ん」。
トップをクローズした状態では4座クーペとして使える空間。原型のHBより着座位置を下げたが、姿勢と空間は自然。可動式ルーフの建て付けもよい。