エンジンは『C3』と同じ。でも、3ドアでショートホイールベース。C3の“下”というより、C3のスポーツモデル的位置づけのコンパクト・シトロエン。
オープンでも楽しいが、あくまで正体は「クーペ、時々カブリオレ」。凝った開閉機構のメタルトップなのも、クーペ状態を完璧にするため。
1台で2台分おいしい『307』。95mm低めたルーフのおかげで、前から見るとノーマル307を圧倒するカッコよさ。
長所短所を語る前に、「これに乗ってる私って、すっごくカッコいい」の気分が先に来る。チビっ子のくせに存在感は強烈だ。
プジョーのイメージリーダーというだけあって、ちょっとウキウキさせてくれるクルマだ。
シートバックが垂直に近いなど“フル4シーター”を名乗るには後席スペースが少々タイトに過ぎる感はあるが、それでも「4人が乗れるオープンカー」は貴重な存在。
日本のスモールカーはどこか“女/子供”に媚びたように受け取れるデザインのモデルが多いが、このクルマのルックスはキリッと男性的。
日本初登場の2.5リッターターボエンジンをはじめ、与えられたアイテムを見るとスポーツカー並みでSUVとは思えないスペックが凝縮されていて、よりオンロード指向になったSTi仕様。
輸入車モデルが少ないコンパクトミニバンだけに注目度も高い。デザインはきわめてシンプルだがクオリティは高く、仕上げの美しさが光る。
広告でもロイヤルよりアスリートを前面に出しているところから、スポーティイメージを向上させ、ユーザー層を若返らせたいのは明らか。