トヨタ自動車は、ストックオプション(新株予約権)として上限230万株発行すると発表した。8日開催の取締役会で決議、6月26日に開催する定時株主総会で提案、決議する予定だ。ストックオプションは同社及び関係会社の取締役、常務委員、従業員に割り当てる。
米国株高、株価対策に対する期待から、全体相場は5日続伸。平均株価が5日続伸したのは、昨年11月以来およそ半年ぶり。自動車株は高安まちまち。トヨタ自動車が続伸し、日産自動車、ホンダもしっかり。三菱自動車工業も続伸し、マツダも反発。
日本自動車販売協会連合会が7日発表した、4月の乗用車車名別販売によると、三菱自動車の『コルト』が、前月の7位から16位へと、大きく順位を落とした。コルトは、前月1万4137台を販売したが、4月の販売は、3133台と前月の約4分の1に落ち込んだ。
日本自動車販売協会連合会が7日発表した、乗用車車名別販売によると、日産自動車の『マーチ』が前の年の同じ月にくらべ、48.9%減の6879台に落ち込んだ。順位も前月の3位から6位に後退した。
ヤマハ発動機が7日発表した2003年3月期決算は、売上高を初めて1兆円に乗せるなど、過去最高の業績となった。同社は昨年度から新3カ年中期計画「NEXT50」を開始したが、初年度に当たる03年3月期で、2年目(2004年3月期)の目標レベルを達成した。
ヤマハ発動機が7日発表した2003年3月期連決算は、アジアでの2輪車の大幅販売増などにより売上高は前期比7.0%増の1兆0132億円と、初めて1兆円の大台に乗せた。増販やコストダウンにより営業利益は81.9%増の677億円、経常利益は約2倍の672億円、純利益は約2.7倍の256億円と、いずれも過去最高になった。
戦争による財政赤字の拡大にも関わらず、消費者マインドを刺激するためにブッシュ大統領が推進する大型減税案。その中には株式のキャピタルゲインに対する免税なども含まれる。自動車販売を促進するにはこの大型減税が不可欠である、という立場から、ビッグ3ではこの減税案に対する支持をいちはやく打ち出している。
連休中の米国株高、株価対策への期待から、全体相場は4日続伸。平均株価は4月9日以来の8000円台回復。自動車株も総じてしっかり。日産自動車、トヨタ自動車が買われ、ホンダは4000円台を回復。
米国の投資ファンド、リップルウッド・ホールディングスは、三菱自動車が出資する部品メーカーの旭テックを公開買付で買収すると発表した。旭テックも筆頭株主の日本ガイシも同意している。旭テックはアルミホイール事業を主力とする部品メーカーで、三菱自動車も2.79%出資している。
トヨタ自動車は、将来の有望市場と期待されるロシアでの自動車生産の検討に入った。現地企業との合弁生産の可能性を探る。トヨタは昨年、販売会社「トヨタロシア」を設立して営業のテコ入れを図り、前年の約2倍に相当する8100台を販売、輸入車では4位にランクされている。