スズキは、2003年3月期連結決算が、長年の念願だった2兆円を突破するのが確実になったことを明らかにした。同社の鈴木修会長が明らかにした。
新年度入りした1日、自動車各社でも一斉に入社式が行われた。トヨタ自動車は、豊田市の同社スポーツセンター第1体育館に、新入社員1478人とともに奥田碩会長、張富士夫社長ら経営陣・幹部および労組関係者らが出席して辞令の交付などを行った。
日産自動車は、横浜工場1号館内で、工場見学者向けのゲストホールとエンジン博物館をオープン、3月25日に開所式を行った。エンジン博物館では、歴代のエンジンの展示や技術解説コーナー、エンジンの変遷や関連技術を紹介している。4月1日からは一般にも開放する。
トヨタ自動車の加藤裕明広報部長(社内呼称は広報部副部長)が4月1日付でアムラックストヨタの社長に就任した。後任は広報部主査の中井昌幸氏が広報部副部長(社内呼称)として着任した。ところが、加藤氏は広報部主査(部長待遇)のままアムラックストヨタに出向する形となっており、歴代広報部長経験者では異例の人事となった。
米国株安、対イラク戦の先行き不透明感の強まりから、全体相場は大幅続落。買い手不在の軟調な動きとなり、平均株価は8000円台を割り込んだ。自動車株もほぼ全面安。
スズキは、鈴木修会長の長男である鈴木俊宏氏を新任取締役に選任する役員人事を内定した。6月27日の株主総会後の取締役会で決定する。ポスト鈴木修会長を巡っての争いが本格化してきた。
富士重工業は、4月1日付けでのバス事業撤退に伴ってバス事業部を廃止するなどの組織改正を発表した。今後はカスタマイズ車両生産に力を入れる。富士重は、日産ディーゼル工業が、バスの車体製造を西日本車体工業に一本化したことに伴って今年3月で、バス事業からの撤退を表明していた。今回、バス事業部を廃止する。
トヨタ自動車は、テネシー州にエンジン部品工場を新設すると発表した。2005年にアルミ製エンジンブロックの鋳造工場を建設する。新工場は、テネシー州ジャクソン市にトヨタの北米統括下のボディーン・アルミナム社の第3工場として建設する。アルミ製ブロックを年間20万個の規模で生産する。
富士重工業は、車両事業部のカートレーラー事業を子会社でトレーラーやクレーン車、建材、自動車部品などの製造・販売を手掛ける輸送機工業に4月1日付けで営業譲渡すると発表した。
三菱自動車は、ダイムラークライスラーのIT部門担当役員アレクシー・ベイリンが4月1日付けで、情報化推進担当役員兼グローバルIT本部長に就任すると発表した。