トヨタ自動車が10円安の2640円、ホンダが30円安の4030円と続落。トヨタは中国最大手メーカーの第一汽車と共同生産について基本合意したと発表したが、株価の動きは鈍かった。マツダは『RX-7』を復活する方針を明らかにしたが、7円安の209円と続落した。
ヤナセアウディ販売は9日、3月の販売台数が、月間販売の新記録を樹立した、と発表した。2000年10月に、ヤナセがアウディ車販売を開始して以来の新記録となった。
トヨタ自動車と中国最大の自動車メーカーである第一汽車は9日、都内のホテルで共同生産に関する契約書に調印した。2003年末から05年春にかけて『クラウン』など4車種の生産を順次立ち上げる。いずれもトヨタブランドで販売する。
トヨタ自動車は、包括的な提携で合意していた中国・第一汽車と具体的な生産計画を決めた。東京で9日午後、張富士夫社長と第一汽車首脳が契約書に調印し、記者会見して発表する。トヨタの高級セダン『クラウン』を2005年から生産するなど、共同生産モデルを大きく拡充する。
日産自動車が6日ぶりに反落。日本メーカーの2月の対米輸出は半年ぶりに前年同月実績を上回ったが、プラスとなったのはトヨタ、ホンダの2社のみ。3月の北米新車販売台数も日産は5.3%減とあって、利益確定の売りに押された格好だ。
トヨタ自動車は8日、常務役員の新設など6月の株主総会後に正式発足する新しい経営陣を内定した。取締役27人、常務役員39人の合計66人となる新体制では若返りも注目されたが、全般的にはトヨタらしい年次に応じた順当な人事となった。
トヨタ自動車と豊田自動織機は、ポーランド共和国イェルチ・ラスコビツェ市に設立したディーゼルエンジン工場トヨタ・インダストリーズ・ポーランド(TMIP)の鍬入れ式を8日現地で行った。ディーゼルエンジン工場は現在、建設用地の整地を進めており、2003年12月に建屋が完成する予定で、2004年4月に設備を搬入する。
トヨタ自動車は8日、6月の株主総会後に発足させる新しい経営体制の役員人事を発表した。専務以上となる商法上の取締役は現在の58人から半減して27人、また新設の「常務役員」は39人となる。
トヨタ自動車は取締役の大幅削減と「常務役員」の新設による新しい経営体制を内定、8日夕刻までに発表する。商法上の取締役は専務以上とし、現行の58人から20〜30人に削減するが、部門執行の責任者となる専務は現在の5人から10人程度に増員される。将来、経営の中枢を担う豊田章男常務らが昇格する。
富士通テングループは、海外拠点を含むグローバル目標を織り込んだ「第4期環境取組プラン」を策定し、取組を開始した。期間は2003年度−05年度。