トヨタ自動車は、米国での販売をてこ入れするため、ゼロ金利ローンを再開、内容も拡充したことを明らかにした。米国ではイラク戦争終了後も景気低迷が鮮明となっており、今後は自動車需要の見通しも暗い。このため、ゼロ金利ローンキャンペーンを再開して販売を拡充する。
ホンダは、新型車『エレメント』の発表会見で、2003年94万台、2004年100万台の国内販売計画を下方修正する方針を示した。具体的な修正計画は検討中としている。
富士重工業は16日、同じGM(ゼネラルモーターズ)グループのスウェーデン・サーブ社と小型車の共同開発などに合意したと発表した。富士重スバル車のプラットフォームを活用して北米市場向けの新型サーブ『9-2』を共同開発、2004年夏から北米市場に投入する。生産は群馬製作所で行う。生産台数などは未定。
日産自動車は、小型車の『マーチ』の2002年度の国内販売実績が約15万8000台となり、マーチとして6年ぶりに過去最高実績を更新したと発表した。日産車としても1991年度以降の12年間で過去最高となった。
米国株高を好感し、全体相場は6日ぶりに反発。幅広い銘柄に買い戻しが入り、自動車株も全面高となった。トヨタ自動車が反発。訪米中の張社長の強気な見通しが好感された。
富士重工業は15日、ボーイング社から「ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞し、同日、航空宇宙カンパニーの宇都宮製作所で授賞式が開催されたと発表した。
クラリオンは、中国市場向けのホンダ『アコード』にリアエンタテインメントシステム(RES)を開発、ディーラーオプションとして3月から納入を開始したことを明らかにした。
日産自動車のレンタカー会社の日産ファイナンシャルサービスは、16日からレンタカーの基本料金を値下げすると発表した。トヨタレンタリースが『カローラ』クラスの料金を値下げしたため、これに追随する。
ホンダは15日、埼玉県和光市の、和光工場跡地に建設を予定していた「和光本社ビル」の建設を16日から開始する、と発表した。来年夏の竣工を予定している。青山本社の機能の一部を移管するとともに、和光にも本社機能を持たせ、青山・和光の2本社体制にする。
過去13年間実績を伸ばせなかった日産の高級ブランド、インフィニティがここに来て大幅な伸びを見せている。昨年1年での販売は23%増加、今年上四半期では記録的な41%の増加で、アメリカではすべてのブランドのトップとなった。