富士重工業は、4月1日付けでのバス事業撤退に伴ってバス事業部を廃止するなどの組織改正を発表した。今後はカスタマイズ車両生産に力を入れる。富士重は、日産ディーゼル工業が、バスの車体製造を西日本車体工業に一本化したことに伴って今年3月で、バス事業からの撤退を表明していた。今回、バス事業部を廃止する。
バス製造を行っていた伊勢崎製作所で、補修品やカスタマイズ車両生産などの自動車関連事業に力を入れる。このため、伊勢崎製作所の下に企画管理部、自動車企画部、製造部、バスアフターサービス部を新設する。加えて、伊勢崎地区での事業を統括する組織として伊勢崎事業所を新設する。
このほか、鉄道車両製造、カートレーラー事業撤退で、車両事業部も廃止する。