走りが売りの新型マツダ『MPV』(2日発表)。なかでも245psというハイパワーを誇るターボモデル「23T」は、シリーズのイメージリーダー的存在である。このターボモデル、実は開発には結構手間がかかったという。
プジョー『1007』のトランスミッションは、5速MTをベースに開発された「自動5速2トロニック」。ギアチェンジとクラッチ操作をロボット化することで、通常のトルコン式ATと同様、変速操作なしで走れるというものだ。
プジョーの新コンパクトカー『1007』のエンジンは1.4リットル、1.6リットルの2機種。どちらも実用型エンジンで、使用燃料は95RON(95オクタン)。オクタン価92の日本のレギュラーガソリンは使えず、100オクタンのプレミアムガソリンを使う必要がある。
プジョー『1007』のシートはフロント、リアとも長いスライド量を持ち、用途によってフレキシブルにレイアウトを変更できるモジュラーシートが採用されている。シートスライド量は運転席が230mm、助手席は280mmと、きわめて長い。
プジョー『1007』の売りのひとつは、ルーミーで居住感の良い室内スペースだろう。全長わずか3730mmというショートボディながら、室内長は1800mmと、Bセグメントモデルとしては充分以上の長さが確保されている。
プジョーの新型ベーシックカー『1007』のデザインは、同社の上級モデル『407』などと同様、イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナとのコラボレーションによるものだ。
走りを売りにする新型『MPV』。販売上のライバルとして想定しているのはホンダ『オデッセイ』、トヨタ『エスティマ』、日産『プレサージュ』の3モデルだ。うち、最大のライバルとなるのは、MPVと同様、走行性能の高さをセールスポイントとしているオデッセイだ。
全長3730mmというコンパクトなボディにマルチパーパスビークル(MPV:多目的車=日本におけるRVと同義)としての機能を盛り込むというコンセプトで作られたプジョー『1007』。最大の特徴は、コンパクトハッチバックでありながら、ボディの両サイドに電動スライドドアを採用しているということだろう。
三菱自動車の新型軽自動車『i』(アイ)。発売直後の現在は全車ターボモデルというグレード構成だが、今年秋(9月が有力)にはターボなしの自然吸気モデルがラインナップされるという。
マツダ『MPV』は90年にデビューした初代モデルがアメリカ市場で人気を博して以来、日米両用モデルという性格づけがなされていた。マツダは3代目モデルとなる新型の開発にさいしてその路線を大きく転換し、アメリカ市場では販売しないことを前提に仕様を決めた。