【プジョー 1007 日本発表】自動5速2トロニック

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【プジョー 1007 日本発表】自動5速2トロニック
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プジョー『1007』のトランスミッションは、5速MTをベースに開発された「自動5速2トロニック」。ギアチェンジとクラッチ操作をロボット化することで、通常のトルコン式ATと同様、変速操作なしで走れるというものだ。

通常走行時は完全自動変速の「オートモード」に入れておけば、ドライバーのドライビングスタイルや路面状況に合わせてコンピュータが最適のギア段を選択。ATのようにイージーに走ることができる。

山岳路など、スポーティな走りを楽しみたいシーンでは、ドライバーがギアを任意に選択することもできる。「シーケンシャルモード」では、ドライバーはシフトレバーやステアリングのパドルシフトによってシフトアップ、シフトダウンを行う。

この2トロニックのメリットはMTと同様、乾式クラッチを用いているため、一般的なATやCVT(無段変速機)に比べてエンジンのトルクの伝達効率が良いということ。動力性能ばかりでなく、実走行時の燃費性能もMT並みの良さが期待できる。デメリットは、ATと異なりクリープ現象(Dレンジに入れてブレーキを緩めると微低速で動き出す現象)がないこと。既存のAT車を所有するドライバーにとっては、最初のうちは慣れが必要だろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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