カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025

トヨタ カローラコンセプト(ジャパンモビリティショー2025)
  • トヨタ カローラコンセプト(ジャパンモビリティショー2025)
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  • トヨタ カローラコンセプト(ジャパンモビリティショー2025)
  • トヨタ カローラコンセプト(ジャパンモビリティショー2025)
  • トヨタ カローラコンセプトと佐藤恒治社長(ジャパンモビリティショー2025)
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トヨタは「ジャパンモビリティショー2025」で『カローラコンセプト』を初公開。新時代のカローラの姿をスポーツなセダンとして具現化したもので、EV、ハイブリッドなどあらゆるパワートレインに対応する想定だという。これまでのカローラのイメージを大きく変える低重心感を強調したデザインだが、これは何を意味するのか。デザイナーの言葉から、次世代のカローラ像に迫る。

◆2つの「カローラネス」

デザイナー氏は、「カローラネス」(カローラらしさ)は2つあるという。まずは、「進化し変化していく時代ごとに対応して、新しいものを出していくということがカローラの思いでありDNAです。来年カローラは60周年ですので、次の世代に向けた新たなチャレンジとして新しいスタイルを提供したのです」と話す。未来のカローラの世界観を提案するものということだ。

トヨタはJMS2025で“To You”をメッセージに掲げた。「お客様一人一人にめがけてというもので、一人一人に自分らしい選択をしていただきたいということ。カローラはグローバルで展開していますので、いろんなお客様がいらっしゃいます。その中でも特にセダンが好きな方や自分らしさを表現したい方、そして格好良いクルマが欲しい方々に妥協なく買っていただきたい」という思いを込めた。


《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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