メルセデス・ベンツ日本は10月16日、『Cクラス』、『GLC』、『EQE』、計12種の操舵装置(ステアリングカップリング)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。製造管理が不適切なため、操舵できなくなるおそれがある。
ステアリングカップリングにおいて、製造管理が不適切なため、ステアリングカップリングを固定するボルトが適切に締め付けられていない可能性がある。そのため、使用過程で当該ボルトが緩み脱落することでステアリングホイールとステアリングギアの機械的結合が外れ、最悪の場合、操舵できなくなるおそれがある。
対象車両は、2022年10月3日~2025年7月14日に輸入された「C200ステーションワゴン」、「C220dステーションワゴン」、「GLC220d 4MATIC」、「GLC350e 4MATIC」、「GLC220d 4MATIC クーペ」、「GLC350e 4MATICクーペ」、メルセデスAMG「GLC43 4MATIC、メルセデスAMG「GLC63S Eパフォーマンス」、メルセデスAMG「GLC43 4MATICクーペ」、メルセデスAMG「GLC63S Eパフォーマンス・クーペ」、メルセデスベンツ「EQE350+」、メルセデスAMG「EQE53 4MATIC+」の12車種計683台。
改善措置として、全車両、ステアリングカップリングを固定するボルトを規定トルクで締め付けなおす。
発見の動機は本国からの情報によるもので、これまでに日本市場で不具合の発生、事故の報告はない。