“売り”は高層ビルを見上げる電動サンルーフだった…初代「ホンダ・プレリュード」【懐かしのカーカタログ】

ホンダ・プレリュード(初代)当時のカタログ
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初代ホンダ『プレリュード』の登場は1978年11月。パワートレイン、サスペンションなどは当時のアコードのそれを使いつつ、よりコンパクトな2+2のパーソナルクーペとして登場した。

【画像】初代「ホンダ・プレリュード」当時のカタログ

本連載では以前にも取り上げているが、今回は登場翌年の本カタログをご紹介する。

内容的には早速、仕様変更が入っており、グレード体系が当初のXT/XR/XE/Eの4グレードから、新たにTを加えた5グレードに。このTはXTからサンルーフを省いたものだ。

またボディカラーも全7色のうちの3色が入れ替わり、ギルフォードイエロー、ビクトリレッド、エドワードブルーが新設定されている。ギルフォードイエローはカタログ中では走行シーンの写真に使われており、より若々しくスポーティなイメージの打ち出し用といったところか。

ちなみにそのページのコピーは「目的も、行く先も決めず、ただ走ってみたい時がある。」となっている。

それとこのクルマの売りの電動サンルーフの写真は背景が“月夜”からまだ明るい時間の東京・西新宿の風景に。まだ住友ビル、三井ビル、野村ビル、それと京王プラザホテルしか高層ビルが写っていないところが、この年代を感じさせる。サンルーフは1980年1月にガラスサンルーフが選べるようになった。

ほかにも1.8リットルCVCCエンジンはそのままにATをOD付きの3速化(1979年10月)、エンジンのCVCCII化(1980年5月)などの改良も加えられている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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