プジョー 308 SW 新型、機能性を高めたワゴン…ブリュッセルモーターショー2023出展予定

空力性能を引き上げるリアデザイン

スマホとの連携が重視されたインフォテインメントシステム

電動化戦略に沿って2種類のPHEVをラインナップ

プジョー 308 SW 新型
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プジョーはコンパクトワゴン『308 SW』(Peugeot 308 SW)の新型を113日、ベルギーで開幕するブリュッセルモーターショー2023に出展すると発表した。

◆空力性能を引き上げるリアデザイン

プジョー 308 SW 新型プジョー 308 SW 新型

新型のボディサイズは、全長4636mm、全幅1860mm、全高1442mm、ホイールベース2732mmとした。従来型に対して、全長は約36mm、全幅は約55mm拡大した。約33mm低められた全高と滑らかなラインを描くノーズの組み合わせが、ボンネットを視覚的に長く見せているという。エアロダイナミクスの目標を達成するために、エクステリアだけではなくボディ内側の空力効率にも配慮している。

ボディサイドでは、シンプルで滑らかな側面が、フロントホイールとリアホイールに張り出した2つのシャープな四角形によって、力強いキャラクターを追求している。サイドメダリオンのデザインは、『205』や『208』などブランドのアイデンティティの歴史を踏襲しつつ、シルエットの躍動感を表現しているという。

空力性能を引き上げることを狙ったリアは、パッケージングの追求と風洞実験を繰り返して決められた。ルーフ上部の後端には、ロングスポイラーを装備した。傾斜したルーフは、乗員と荷物を運ぶための室内スペースを最大化するためのデザインという。新型の荷室容量は、後席の背もたれが通常の状態で608リットルを確保した。後席背もたれを前方に倒すと、荷室容量は1634リットルに拡大するなど、機能性が高められている。

◆スマホとの連携が重視されたインフォテインメントシステム

プジョー 308 SW 新型プジョー 308 SW 新型

新開発のインフォテインメントシステムは、スマートフォンとの連携が重視されている。人間工学に基づいて設計されており、各ドライバー(最大8つのプロファイル)は、自分のディスプレイや好みの雰囲気などを設定し、保存することができ、日常的に使用することが可能だ。

ミラーリング機能がワイヤレス化され、Bluetooth2台のスマートフォンを同時接続することもできる。中央の10インチ高精細スクリーンは、カスタマイズ可能。ウィジェットやショートカットを使ってのマルチウィンドウ化など、利便性が追求されている。各種メニューを左右で選択し、上下スワイプでそれぞれのメッセージやアラートを表示。三本指タッチでアプリケーションリストを表示できる。また、スマートフォン同様、タッチボタンでホームを押すことにより、メインページに戻ることができる。画面上部のバナー上のアイコンには、外気温情報、エアコン、ウィジェット使用中のメニューページ、コネクティビティデータ、通知、時間などが常時表示される。

PEUGEOT i-Connect Advanced」には、高性能で効率的な「TomTomコネクテッドナビゲーション」が装備される。地図は10インチのスクリーン全体に表示され、OTAOver The Air )で地図情報がアップデートされる。新型には、自然言語による音声認識コマンド、「OKPEUGEOT」を採用しており、インフォテインメント機能に関するすべての操作が可能だ。また、操作方法の案内や質問が解決できるように、システムにはオンボードでドキュメントやチュートリアルが用意されている。

◆電動化戦略に沿って2種類のPHEVをラインナップ

新型308 SWには、プラグインハイブリッド車(PHEV)が設定された。プジョーブランドは電動化において、「Power of Choice」戦略を掲げている。この戦略を反映して、新型308 SW には、2種類のPHEVをラインナップしている。

2種類のPHEVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大60kmCO2排出量25g/km(いずれもWLTPサイクル)とした。

HYBRID 225 e」は、PureTechガソリンエンジンが最大出力180hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大58kmCO2排出量26g/km(いずれもWLTPサイクル)だ。

2種類のPHEVは、「ドライビングスタイルセレクター」によって、「エレクトリック」、「ハイブリッド」などのモードを切り替える。バッテリーは蓄電容量12.4kWhのリチウムイオン。バッテリーの充電は、32Aの出力7.4kWウォールボックスで1時間55分、16Aの出力3.7kW3時間50分、8Aの出力3.7kW7時間5分、としている。

《森脇稔》

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