ポルシェ 911 をオフローダーに改造、世界で最も高い火山を踏破

ポルシェ 911 をベースにしたオフロードプロトタイプ
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ポルシェ(Porsche)は11月4日、2ドアスポーツカー『911』をベースにしたオフロードプロトタイプが、世界で最も高い火山「オホス・デル・サラド」(標高6893m)の6007m地点まで登ることに成功した、と発表した。

ベース車両は「タイプ 992」の「カレラ 4S」。最大出力443hpを水平対向6気筒ガソリンターボエンジンに、7速MTを組み合わせている。ドイツ・ヴァイザッハのポルシェの研究開発拠点のチームは、ロマン・デュマ選手が率いる「ロマン・デュマ・モータースポーツ」と協力し、2台のオフロードプロトタイプを製作した。

2台の車には、ロールケージ、カーボンファイバー製シート、ハーネス、オフロードタイヤ、軽量なアラミド繊維を使ったアンダーボディガードを装備した。オフロードタイヤを収めるためにフェンダーを改造し、フロントにはウィンチを追加する。ポータルアクスルによって、最低地上高は350mmに向上。ギア比も変更されており、低速での正確で穏やかなスロットル入力を可能にしている。手動で切り替え可能なディファレンシャルロックや、ステアバイワイヤシステムも採用している。

「Porsche Warp-Connecter」を装備した。もともとモータースポーツ用に開発されたもので、4輪の間に機械的なリンクを形成し、険しいオフロードでも一定のホイール負荷を可能にし、最大のトラクションを追求している。

《森脇稔》

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