音質に加えてデザインにもこだわる…トヨタ ランドクルーザー 前編[インストール・レビュー]

Pro Shop インストール・レビュー トヨタ ランドクルーザー(オーナー・須田山徹雄さん) by ingraph 前編
  • Pro Shop インストール・レビュー トヨタ ランドクルーザー(オーナー・須田山徹雄さん) by ingraph 前編
  • オーディオの魅力にどっぷりはまっている須田山さん。ランクルは高音質&ハイレベルなデザインで完全武装した仕様となった。
  • ラゲッジには4台のパワーアンプとプロセッサー、サブウーファーをインストール。前方を持ち上げたキックアップデザインを採用。
  • ブラウン系の人工スエードを使ったカラーコーディネートがこのクルマのデザインキーワード。上質で高級感漂う仕上がりだ。
  • パワーアンプにはモスコニZERO4とZERO3をそれぞれ2台ずつ搭載各スピーカーセットに対して1台のアンプを割り振るシステム。
  • プロセッサーにはブラックスDSPをセレクト。サウンド面でも調整機能面でも最上級の性能を体感できるユニットだ。
  • サブウーファーにはフロントスピーカーとブランドを合わせてモレル・ウルティモ104Tiをセレクト。
  • ラゲッジ前方はこの通り一段持ち上げたデザイン。下部はサブウーファーのエンクロージャーとする構造だ。

高音質に加えてデザイン性にも徹底してこだわったオーナーの須田山さん。愛車のランクルに対して用いるレザーのカラーまでを指定するほどのこだわりぶり。青森県のingraphとの綿密な打ち合わせを通じて上質でインパクト十分なラゲッジルームが完成した。

表層に2台、床下に2台と合計4台の
パワーアンプをインストールしたラゲッジ

愛車のランクルを最上級のサウンドへと仕上げた須田山さん、狙ったのは“響き渡るような音質”。チョイスしたユニットもいずれ劣らぬ高音質自慢のハイエンドユニットばかり。しかもインストール面も群を抜く美しさで、高音質に加えて高いデザイン性を高次元で融合させているのも見どころのクルマとなった。

真っ先に注目したのはラゲッジスペースだ。ラゲッジ全体をかさ上げしてさらに前方部分を一段高めたキックアップデザインのオーディオボードが印象的。モスコニのパワーアンプが左右に2台見えているが、フロアの底にはさらに2台のパワーアンプをビルトインし、合計4台の大型アンプをこのスペースに納めている。

キックアップしたラゲッジ前方のオーディオボードにはサブウーファーとDSPをインストール。こちらは左右非対称のデザインでラゲッジに変化を付けている。

ボードの仕上げはレザーを基本としつつブラウンの人工スエードを使ったトップパネルの処理を加え上質感を際立たせている。大量のユニットを納めつつ、調和の取れたレイアウトに仕上げている点もデザインセンスの高さをうかがわせる。純正フロアからの立ち上がりも最小限に抑えるなどフラットなラゲッジイメージも残している。派手さを抑えつつ確実に主張するラゲッジを作り上げた。

スピーカー1セットに対し1台のパワーアンプを
割り当てるこだわりのシステムデザインを構築

使用するユニット群も須田山さんお気に入りの逸品ばかり。パワーアンプにはモスコニのZERO4×2台とZERO3×2台をチョイス。先にも紹介した通りラゲッジフロアにビルトイン(2台はフロア下に埋め込み設置)している。スピーカー群にはモレルを選んでいるのだが“モスコニのアンプはモレルの良さを引き出してくれる”という理由から同ブランドのパワーアンプを選んだのもオーナーのこだわり。

狙ったのはスピーカー1セットに対して1台のパワーアンプを使うというシステムデザイン。フロント3ウェイ+サブウーファーのスピーカーシステムに対して、ツイーターにはZERO4、ミッドレンジにはZERO4をブリッジ使用、ミッドバスにはZERO3をブリッジ使用、そしてサブウーファーはZERO4をブリッジ使用するというフォーメーションでシステムデザインする。

さらにプロセッサーにはハイエンドユーザーからも評価が高いDSPであるブラックスDSPをチョイス。ヘビーなシステムを高いコントロール性と高音質で処理。“半年掛けて調整を実施した”というだけにサウンド的な完成度はピカイチ。音色、定位感ともに須田山さんが望んだ音に限りなく近づいた。スピーカーとパワーアンプを融合させ、絶妙の調整を施したことでオーナーが望んだ響き渡るような音質を実現しているのがこのクルマの美点だ。

ラゲッジにブラウンの人工スエードを使い
グレード感漂うハイレベルデザインを完成させた

ラゲッジ前方のオーディオボードを一段持ち上げるキックアップスタイルを採用したインストール。各部に見どころ満載のレベルの高いデザインとなった。取り付け面での見どころのひとつが純正ラゲッジとの一体感だろう。サイドウォールにピタリと沿わせるボードデザインとレザーを使ったフィニッシュで純正内装との融合を果たしインテリアとの切れ目の無いつながりを感じさせる。

さらにリアエンドを見ると純正フロアに対してフロアをかさ上げしているのが見て取れる。しかしあくまでもユニットを納めるために最小限の高さに抑え、違和感のない仕上がりとした。ランクルのラゲッジを見たことのないユーザーならば、この高さが純正フロアだと感じてしまうほどのスマートさだ。

さらにレザー処理の中にブラウンの人工スエードを使ったデザイン処理も上質さを強く感じさせる部分。さらにブラウンのベースの中にモノトーンなユニット類が並ぶデザインも上品さをさらに強調する効果となった。

コンペでも戦える高音質はもちろん、普段のドライブでも楽しめるサウンド、さらにインストールの高いデザイン性をすべて満足させるという高いハードルを設けた須田山さんのランクル。次回の後編ではサウンド面の要となるフロント回りを見ていくこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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