メルセデスの電動トラック『eアクトロス』、ドイツの顧客に引き渡し…今春から試験運用へ

メルセデスベンツ eアクトロス
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ダイムラーは9月17日、メルセデスベンツの大型トラック『アクトロス』のEV、『eアクトロス』(Mercedes-Benz eActros)をドイツの顧客に引き渡し、今春から試験運用を開始すると発表した。

アクトロスは、メルセデスベンツブランドの大型トラックだ。メルセデスベンツは乗用車だけでなく、商用車の分野においても、電動化を加速させている。アクトロスのEVは、eアクトロスと命名。リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載しており、それぞれのモーターが、最大出力170hp、最大トルク49.5kgmを引き出す。

バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を持つ。バッテリーの充電に要する時間は、3~11時間。最大積載量は11.5トン。動力性能は、ディーゼルエンジン搭載モデルに匹敵するという。

ダイムラーはeアクトロスをドイツの顧客に引き渡し、今春から試験運用を開始すると発表した。eアクトロスの引き渡しを受けたのは、ドイツの運送大手、Logistik Schmitt社。同社は実際の業務に、このeアクトロスを活用する。ダイムラーは2021年からのeアクトロスの量産開始に向けて、その実用性を確認していく。

《森脇稔》

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