ダイムラートラックは、傘下の三菱ふそうトラック・バスが、スペインの運送会社トランスポルテス・オコンに、完全電動小型トラック『eキャンター』15台を納車したと発表した。
同社は持続可能性戦略の一環として車両を全面的に刷新しており、今回導入した鮮やかな黄色の「eCanter 7C18e」と「9C18e」は、スペイン国営郵便サービス「コレオス」の配送に使用される。
全車両にはテールリフト付きのボックスボディが装備されている。7.49トンの7C18eと車両総重量8.55トンの9C18eは、『キャンター』の特徴である小型サイズと高い機動性を備え、直流(DC)または交流(AC)で柔軟に充電できる。
トランスポルテス・オコンが運用する車両にはMまたはLバッテリーパックが搭載されており、中間充電なしで最大140kmまたは200kmの航続距離を実現する。
同社オーナーのエドゥアルド・アルカサル氏は「15台のFUSO eキャンターを導入したことは、持続可能で競争力があり社会的責任を果たす物流へのコミットメントを強調するものであり、これらは将来ビジョンの礎」と述べた。
トランスポルテス・オコンは今年創業25周年を迎え、1120台の車両と1000人以上のドライバーを擁し、温度管理輸送部門を含む包括的な輸送・物流サービス、パレット配送および配達を専門としている。品質、顧客満足、透明性に加え、社会的・環境的責任を重視している。





