ダイムラートラックは、北米市場向け電動商用車ブランド「RIZON」が米国内の販売ネットワークを拡大すると発表した。
米国アリゾナ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ワシントン州の4州で新たにディーラー契約を締結した。
今回提携したのは3社。アリゾナ州では1976年から商用車販売を手がけるダイバーシファイド・トラック・アンド・イクイップメント・セールス、ワシントン州では電動車両ソリューションと補助金申請支援を専門とするレンジ・ゼロ・エミッションズ、ニュージャージー州とニューヨーク州ではアルタ・イクイップメント・グループ傘下で車両電動化サービスを提供するアルタ・eモビリティが、それぞれ販売・サービス・フリートサポートを担当する。
RIZONは米国のクラス4-5に分類される電動トラックで、現代的なデザインと機能性、電動パワーを組み合わせた商用トラック業界の革新的な製品だ。環境に配慮した持続可能な輸送手段でありながら、性能を犠牲にしない設計となっている。購入価格が比較的低く、充電ソリューションも利用しやすいため、環境規制への対応を目指すフリート事業者にとって実用的な選択肢となる。
RIZONはダイムラートラックにとって9番目かつ最新のブランドで、ゼロエミッション輸送への同社の取り組みを象徴している。ブランドと車両は2023年5月、カリフォルニア州アナハイムで開催されたアドバンスト・クリーン・トランスポーテーション・エキスポで初めて公開され、現在はカナダと米国全域で稼働している。なお、RIZONは三菱ふそう『eキャンター』のOEMとなる。



