キアの電動商用車『PV5』、欧州メディアから高評価…「バン・オブ・ザ・イヤー」など受賞

キア PV5(写真は韓国仕様)
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Kia PBVジャパンは12月5日、2026年春に日本国内で発売する電動商用車『PV5』が、海外の商用車アワードで多くの賞を受賞したと発表した。

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英国の商用車専門メディア「What Van?」が主催する「2026年What Van?アワード」において、『PV5カーゴ』が「バン・オブ・ザ・イヤー」と「コンパクトバン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。PV5は昨年の「2025年What Van?アワード」で「注目モデル」に選ばれたのに続き、2年連続で同アワードに名を連ね、商品力の高さを示した。

What Van?アワードは、英国の小型商用車市場で最も優れたブランド、製品、企業を選定する権威ある賞であり、英国の商用車専門家による審査で受賞が決定される。What Van?のジェームズ・ダラス編集長は、「徹底した研究に基づき綿密に開発されたEVバン」としてKia PV5カーゴを評価し、「多用途に対応可能な設計と優れた航続距離で、瞬く間に同クラスの最高水準に達した」と述べた。

PV5は11月に公開されたWhat Van?の評価でも、安定した乗り心地と快適かつ精密なハンドリング、機能的なデザイン、優れた静粛性が高く評価され、満点を獲得した。この満点の評価はWhat Van?による小型商用EVに対する評価の中で唯一であり、PV5の優れた商品力を裏付ける結果となった。さらにWhat Van?は完成度の高いPV5を皮切りに、Kiaが小型商用車市場で成功への道を切り開いてゆくと見ており、PV5の優秀さを強調した。

PV5は11月19日、商用車業界で世界最高権威とされる「2026年インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー」受賞をはじめ、世界各国の主なアワードで様々な賞を受賞している。34年間の同賞の歴史において、PV5は韓国ブランドとして初、さらには日本をはじめとするアジアの小型商用EVとしても初の受賞という新たな歴史を刻んだだけではなく、26名の審査委員全員の満場一致で受賞が決定され、PV5の高い完成度とEV技術の革新性を証明した。

さらに『PV5パッセンジャー』は、英国の自動車専門メディア「トップギア」が主催する「2026年トップギア・アワード」において「ファミリーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。SUVや乗用車が選ばれてきた同部門で、バンタイプのPV5が初めて受賞し、多様な顧客ニーズに応えるPV5の優れた商品力を示した。

加えて、PV5カーゴは最大積載状態で693.38kmという一充電最長走行距離を樹立した小型商用EVとしてギネス世界記録に認定され、小型商用車分野における走行効率の新基準を打ち立てた。

優れた商品力で主な商用車アワードを席巻しているPV5は、PBV専用EVプラットフォーム「E-GMP.S」を基盤に、様々なパーソナルモビリティサービスやビジネス環境に最適化されたKiaの新しい概念のミディアムEVバンだ。

Kia PBVジャパンは、2026年春に日本でPV5を発売し、さらには『PV7』など、PBVのラインアップを順次拡大していく計画だ。

《森脇稔》

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