今大会で4連覇がかかるYAMAHA FACTORY RACING TEAMだが、ジョナサン・レイのスーパーラップを見てもまったく動じることはなかった。
「ライダーたちは、悔しい気持ちがあることは当然でしょう。ただ、鈴鹿8耐は3ライダーそしてチームの総合力の戦いです。だからライバルの動きに惑わされることなく、優勝を目指してチーム一丸で戦います」とはYAMAHA FACTORY RACING TEAMの吉川和多留監督だ。そして「予選2回目は、マシンの最終チェックをしたかったので、無理なタイムアタックは避けてもらいました。これにより準備は整ったので、あとはしっかりと決勝レースを戦うのみです」と吉川監督は続けた。
予選結果から、今年の戦いはKawasaki Team GREENとYAMAHA FACTORY RACING TEAMの2強対決の様相が強まったが、ここに調子を上げ始めたRed Bull Honda with 日本郵便の高橋巧、中上貴晶、パトリック・ジェイコブセンがどのように食い込んでくるかが今大会の最大の注目ポイントとなりそうだ。
《佐久間光政》