【MINI クーパーS コンバーチブル 試乗】オープンカーでもMINIらしいハンドリング…諸星陽一

試乗記 輸入車
MINI コンバーチブル クーパーS
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ニュージェネレーション・ミニに待望のコンバーチブルモデルが追加された。日本仕様には「クーパー」、「クーパーS」、「ジョンクーパーワークス」の3機種が設定される。

試乗車はクーパーS。2リットルの4気筒ターボで、192馬力/280Nmのパワー&トルクスペックを持つ。乗り味は3ドアクーパーSと同じく、キビキビ&シャキシャキしたもの。試乗車にはオプションのドライビングモードが装着されていて、スポーツを選ぶとアクセルペダル操作に対する反応や、ATのシフトタイミングが変わり、さらにキビキビ感がアップする。

さらに試乗車にはダイナミック・ダンパー・コントロールが装備されていた。ダイナミック・ダンパー・コントロールはサスペションの減衰力を調整する機構で、ドライビングモードがスポーツの際にサスが固くなる。つまりスポーツモードで走ると、駆動系はキビキビ、足まわりはシャキシャキになるといった具合だ。

この状態でワインディングロードに入ると、クルマを運転すること自体を楽しめる状態となる。アクセル、ブレーキ、ステアリング操作、パドルレバーによるシフト操作、といったものがドライバーの思ったように動かせる。地を這うように路面をトレースしていく様子はまさにゴーカートフィーリング。ミニのミニらしい部分をまったく失っていない。

ミニのコンバーチブルを評価するのは、ミニらしい運動性能をオープンカーとして成立させているところ。すでに数多くのオープンカーを作っているBMWが手がけるのだから、きちんとしていて当たり前なのだが、それを実感できるのはやはり関心させられる。3ドアモデルに比べて150kg程度の重量増となりながらも、ミニが本来持っている運動性能を損なっていないのは大きく評価できる。価格は基本状態で397万円、試乗車はオプションが88.4万円(!)付いて、485.4万円のプライス。価格を考えればしっかりしていて当たり前なのだが…。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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