【インタビュー】先進性と躍動感高めた プリウス モデリスタバージョン、細部へのこだわりとは

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新型 プリウス モデリスタバージョンのこだわりとポイントを、商品企画担当の村田啓一氏と、デザイナーの森大樹氏にインタビュー
  • 新型 プリウス モデリスタバージョンのこだわりとポイントを、商品企画担当の村田啓一氏と、デザイナーの森大樹氏にインタビュー
  • トヨタ プリウス モデリスタバージョン 「UP-GRADE STYLE」
  • 右から、デザイナーの森大樹氏、商品企画担当の村田啓一氏、まるも亜希子氏
  • トヨタモデリスタインターナショナル デザイン部 デザイナーの森大樹氏
  • トヨタモデリスタインターナショナル  商品部 企画グループの村田啓一氏
  • トップノットアンテナにはLEDを内蔵。厚みや角度に趣向を凝らしたという。
  • LEDルームランプは、ハウジング全面を光らせる、プリウス専用設計のものに。
  • トヨタ プリウス モデリスタバージョン 「ICONIC STYLE」
ひと目見た時のインパクトは、初代をも凌ぐかもしれない。それくらい、アグレッシブに大変身を遂げた4代目トヨタ『プリウス』。その衝撃的なデザインを、さらに際立たせるというのは至難の業に思える。

でも、モデリスタのショールームを訪れて目にしたカスタマイズモデルは、オリジナルとはひと味もふた味も違った魅力にあふれていた。洗練と躍動を感じさせる「ICONIC STYLE」、そしてプレミアム感が増した「UP-GRADE STYLE」。この2つを手がけた商品企画担当の村田啓一氏と、デザイナーの森大樹氏に話を聞いた。


◆ひと味ちがう個性と先進感を表現、時間かけ造りこみ

----:まずはエクステリアデザインについて。最初にオリジナルを見た時の印象は? そしてそこからどうイメージを膨らませていったのでしょうか。

村田啓一氏(以下敬称略):やはり、非常に先進的だなというのが第一印象でしたね。そこをうまく表現したいと思いました。

森大樹氏(以下敬称略):2代目くらいまでは、停まっている姿が似合うイメージでしたよね。でも今回はとても躍動的で、走る姿が最初に浮かんできたんです。伝統のトライアングルシルエットは押さえながらも、フードが低くなったのでスポーティな印象も受けました。

村田:先代では6バージョンを展開していたのですが、そのお客様の傾向なども踏まえて、今回は先進性、未来感など4代目の個性をより強めた「ICONIC STYLE」と、少しだけ個性を出したいというお客様のために、プレミアム感をプラスした「UP-GRADE STYLE」を打ち出しました。

----:デザインするにあたって、苦労したポイントを教えてください。

森:ICONIC STYLEは、上下方向の高さを活かしてデザインしています。フロントスポイラーはメッキの中にLEDをビルトインしているのですが、部品点数が多いので、その合わせなどの処理に苦労しました。LEDをどう光らせるかでも、かなり凝ったことをしています。実は上部に拡散板を入れたり、レンズの中に縦に溝が切ってあり、それも一から設計しているんですよ。近くで見た時に明るすぎないように、でも遠くからは美しく目を惹くように、細かなところまで気を遣っています。

村田:最近はロアグリルに大胆な動きをつけるのがトレンドになっていて、ブラックアウトを使って変化をつけています。牙のようにも見える、尖ったデザインを表現するのがICONIC STYLEでは苦労した点ですね。

森:そしてUP-GRADE STYLEは、横方向の動きがポイントになっています。センターからワイド外側に広がり感あるメッキパーツを使い普遍的でプレミアムな価値観を狙ってます。こちらもコーナー部分にブラックアウトを使ってスポーティーさも表現したデザインにまとめあげるのが苦労したところです。

村田:そこは、商品企画とデザインのバランスというところで、いいものを造るためにかなり時間をかけてしまいましたね。

----:細部でとくにこだわった点はどこでしょう?

森:オリジナルはリアバンパーが多少腰高に見えるので、リヤスカートを装着することでバンパー下端を下げ落ち着きのあるスタンスをとっています。そこにトライアングル形状のメッキ加飾を置くことで先進感あふれるリヤスタイルを狙っています。


村田:それと弊社では車種ごとに専用のメッキガーニッシュを造っているんですが、今回は初の試みでICONICとUP-GRADEそれぞれに2つ用意したというのも特徴です。

森:ホイールもそうですね。それぞれの世界観に合ったデザインを用意しています。今回は3つのポイントにこだわっていて、まずはスポークのデザイン。長く見せることで、18インチながら19インチにも負けない迫力を表現しています。そしてセンターキャップがロックナットを隠すタイプなんですが、これはレーシングカーからインスピレーションを受けています。スポークにフィン形状を取り入れて、空力を意識したところも特徴ですね。

村田:トップノットアンテナにも注目していただきたいのですが、LEDを内蔵しています。スモールライト連動で光るんですよ。

----:これらがあるからこそ、2つの世界観がグッと深まっていると感じますね。さて、インテリアの注目すべきところはどこでしょうか?

森:様々なお客様の要望に応えられるよう、黒木目調、茶木目調、メタルモノグラムという3つのインテリアパネルを用意しました。さらに、メッキ調加飾を細部にまであしらって、高級できらびやかな空間を実現しています。先進的なアイテムとしては、ドリンクホルダーやシフトレバーの周りがブルーに光ったり、夜のドライブを未来感あるものにしてもらえると思います。

村田:シフトレバーの形状を変えたり、オリジナルでは白のパネルを黒に変えるパーツも用意しています。またLEDルームランプは、従来はバルブ交換だけだったんですが、ハウジング全面を光らせてあげる、プリウス専用設計のものになっています。

----:外観に負けず劣らず先進感いっぱいの室内が、ワンランク上の空間になっていると感じますね。


モデリスタならではのデザイン力に加え、専用設計やテストコースでのチェックによる高品質、クルマとのフィット感。そういったところも含めて、このICONIC STYLE、UP-GRADE STYLEは、毎日に刺激や満足感をもたらしてくれるにちがいない。
《まるも亜希子》

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