スズキは3月31日、『ワゴンR』などのイグニッションスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、スズキ『ワゴンRソリオ』『ワゴンRプラス』『ソリオ』、シボレー『MW』の4車種で、1999年5月21日から2010年8月6日に製造された合計12万5755台。
イグニッションスイッチにおいて、接点部に使用するグリスが不適切なため、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電の熱によりグリスが炭化することがある。そのため、そのまま使用を続けると、グリスの絶縁性の低下と可動接点の摩耗による金属粉の堆積により接点間が導通し、発熱することでグリスが発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、イグニッションスイッチを対策品に交換する。
不具合は32件発生、火災事故1件と発煙事故29件が起きている。市場からの情報により発見した。