欧州カーオブザイヤー主催団体は、「カーオブザイヤー2015」のノミネート33台を発表した。日本メーカーからのノミネート台数は、前回と同じで、9台が選ばれた。欧州カーオブザイヤーは、今年で28回目。ロシアを含む20か国以上、約60名のジャーナリストが、2013年夏以降にデビューし、2014年内に欧州市場で発売予定の車を含めた新型車の中から、ベストな1台を選出する。条件は、少なくとも欧州5か国以上で販売され、年間販売台数が5000台以上。少量生産のスーパーカーなどは、除外される。欧州カーオブザイヤー2015のノミネート33台は以下の通り。●アウディTT●BMW・2シリーズ・アクティブツアラー●BMW・2シリーズクーペ●BMW・i8●BMW・X4●シトロエン・C1●シトロエン・C4カクタス●フィアット500X●フォード・エコスポーツ●フォード・モンデオ●ヒュンダイ・i20●インフィニティQ50(日産スカイライン)●ジープ・レネゲード●キア・ソウル●レクサスNX●レクサスRC●メルセデスベンツ・Cクラス●メルセデスベンツ・GLAクラス●メルセデスベンツ・Sクラスクーペ●日産・パルサー●日産・キャシュカイ●日産・エクストレイル●オペル・コルサ●プジョー108●ポルシェ・マカン●ルノー・トゥインゴ●シュコダ・ファビア●スマート・フォーツー●スマート・フォーフォー●スバル・WRX STI●スズキ・セレリオ●トヨタ・アイゴ●フォルクスワーゲン・パサート例年通り、地元の欧州メーカーが圧倒的多数を占めるとはいえ、日本車も健闘。とくに、前回『ノート』1車種の日産は、新型『パルサー』、『エクストレイル』、『キャシュカイ』、インフィニティの『Q50』(新型日産『スカイライン』)を加えて、4台がノミネート。前回3車種のトヨタは、今回は新型『アイゴ』の1台のみ。しかし、前回は新型『IS』のみだったレクサスは、今回はSUVの『NX』とクーペの『RC』の2車種が選出された。また、他の日本メーカーでは、スバルが新型『WRX STI』、スズキが新型車の『セレリオ』を送り込んだ。一方、ホンダは、2年連続でノミネートなし。前回は新型アクセラが最終選考に進んだマツダも、今回はノミネートなしとなっている。