ホンダの米国法人、アメリカンホンダは6月3日、5月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は15万2603台。前年同月比は9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、3万9637台を販売。前年同月比は19.3%増と、2か月連続で増加した。『シビック』は、大幅改良モデルが3万6089台を売り上げ、前年同月比は19.2%増と3か月連続のプラス。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、5月の新記録の3万2430台を販売。前年同月比は18.8%増と、好調を維持する。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比9%減の1万2915台と、2か月連続のマイナス。中型SUVの『パイロット』は、16%減の1万0054台と減少が続く。
アキュラブランドでは、主力セダンの『TL』が前年同月比44.8%減の1480台。『TSX』も51.7%減の941台、『ILX』も4.7%減の1629台と、セダン系が軒並み苦戦。そんな中、2013年春に発売したホンダ『レジェンド』後継車の『RLX』は、前年同月比18.7%増の324台と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
一方、アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、115.6%増の5997台と、引き続き好調。一方、『RDX』は12.8%減の4299台と、25か月ぶりに減少する。
ホンダの2014年第1-5月米国新車販売は、前年同期比0.3%増の61万0413台。「全米に春が訪れるとともに、アコード、シビック、CR-Vの販売が、まさに咲き始めた」と話すのは、アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長。「6月上旬には、新型フィットの販売が始まるため、ディーラーでは、押し寄せる顧客の対応に備えているところだ」と語っている。