極東開発工業は8月30日、テールゲートリフタ(パワーユニットコントローラ)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2012年9月11日~2013年7月29日に製作された1388台。対象車種はいすゞ『エルフ』『フォワード』『ギガ』、日野『デュトロ』『レンジャー』『プロフィア』、三菱ふそう『キャンター』『ファイター』『スーパーグレート』、UDトラックス『コンドル』『クオン』、日産ディーゼル『コンドル』『クオン』『ビッグサム』、トヨタ『ダイナ』、マツダ『タイタン』、トレクスの15車種。
床下格納型テールゲートリフタにおいて、パワーユニットコントローラの制御プログラムが不適切なため、テールゲートリフタのメインスイッチを入れたままプラットホームを展開した状態で1時間以上経過するなど、特定の条件下でプラットホームを上昇させる操作を行った場合、プラットホームが上昇せず、1秒間(約120mm)ボデー側に引き込む動作をして停止する場合がある。その状態から更にプラットホームの上昇操作を行うと、引き込んだ状態のまま上昇し、プラットホームがボデー後部と干渉することで、干渉部位が損傷し、最悪の場合、車両後面の灯火器が損傷するおそれがある。
改善措置としては、パワーユニットコントローラを対策品に交換する。
不具合発生件数は22件で、市場からの情報で発見した。
事故は起きていない。