3月のVW米国新車販売、31か月連続の前年実績超え

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フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは4月2日、3月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、3月としては1973年に次いで多い3万7704台。前年同月比は3.1%増と、31か月連続で前年実績を上回った。

好調な販売が続いていた北米専用セダン、新型『パサート』が失速。同車は3月、9521台を売り上げた。前年同月比は5.1%減と、2か月連続で前年実績を下回る。

パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で1万2872台。しかし、前年同月比は0.6%減と、3か月連続で前年実績を割り込んだ。2012年6月に現地発売された『ザ・ビートル』は2599台。前年同月比は32%増と、良好な立ち上がりを見せる。

また、欧州で新型が発表されたばかりの『ゴルフ』シリーズは、新型の発表を受けて後退。3月は2854台にとどまり、前年同月比は21.4%減と、マイナスに転じた。このうち、高性能モデルの「ゴルフR」は、227台を登録する。

SUV系では、『ティグアン』が3304台を売り上げ、前年同月比は24.3%増と、2か月連続で増加。『トゥアレグ』は2.9%減の726台と失速。クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は93.4%減の39台と、3か月連続で前年実績を下回った。

フォルクスワーゲンの2013年1-3月米国新車販売は、前年同期比4%増の9万8178台。フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「米国経済はこの好調を維持すると予想。今後の新車販売も、確実な成長が続くだろう」と述べている。

《森脇稔》

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