レクサスは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『IS』のハイブリッド、「IS300h」を欧州初公開した。
同車は2013年1月、デトロイトモーターショー13でワールドプレミア。日本や北米だけでなく、欧州市場にも投入される。ディーゼルが主流の欧州で、ガソリンハイブリッドの良さをアピールするために、レクサスはジュネーブモーターショー13でIS300hを前面に押し出す戦略だ。
IS300hには、2AR-FSE型直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン「D-4S」エンジンに、モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。エンジンの最大出力は174ps、最大トルクは21.9kgm。モーターは、最大出力141ps、最大トルク30.6kgmを発生する。
IS300hは、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力220psを発生。トランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式はFR。これは新型トヨタ『クラウン』のハイブリッドと、基本的に同じシステムだ。
レクサスは今回、ジュネーブモーターショー13において、IS300hの環境性能を正式発表。欧州複合モード燃費は、23.2km/リットル、CO2排出量は99g/kmと公表された。また、パフォーマンスに関しては、0-100km/h加速8.3秒、最高速201km/hであることも告げられている。