メルセデスベンツは11月16日、米国で11月28日に開幕するロサンゼルスモーターショー12に、コンセプトカーの『エナGフォース』(Ener-G-Force)を出品すると発表した。
ロサンゼルスモーターショー12では毎年、「デザインチャレンジ」と呼ばれるイベントを実施。米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティションだ。2012年は、GM、BMWグループ、メルセデスベンツ、ホンダ(日本と米国)、スバルがエントリーしている。
2012年のテーマは、「2025年のハイウェイパトロールカー」。デザインチャレンジでは通常、イメージスケッチやスケールモデルを披露する自動車メーカーが多い。しかし今回、メルセデスベンツは、実物大のデザインチャレンジ車を製作。それが、エナGフォースだ。
エナGフォースは、メルセデスベンツ伝統のSUV、『Gクラス』の未来形を提案。燃料電池車となっており、ユニークなのはルーフ上のタンクに雨水をためて、そこから水素を作り出すというアイデアだろう。メルセデスベンツによると、最大航続可能距離は800kmだという。